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おきなわ乾物卸し専門店 池宮城商店の始まり
私たちの会社は、戦後に先代のゆきおばーが沖縄県の名護市にある備瀬から那覇市に出稼ぎにきたことが始まりです。
その頃は、沖縄には物がなく、また多くの人が貧しかった時代です。ほとんどツテのない始まりでした。
那覇市の公設市場付近は多くの人が住んでいて、そこはうちのゆきおばーだけではなく、多くの地方から出稼ぎに来る人でいっぱいでした。沖縄本島だけでなく、宮古島・石垣島・久米島などから集まってきました。
池宮城商店の想い
はじめは肌着売りから卵売り・豆腐屋と、お客さんや世の中の需要によって売るものも変化してきました。
公設市場が出来た当時は周りにスーパーがなく、多くの人はここに買い物に来ました。なので、お客さんが仕事帰りにも来ることが出来るようにと夜遅くまで、多くのお店が開いていたようです。
その当時は、道や近くの川の整備がされていなかったので、台風や大雨の日は川が溢れ商品が濡れないようにと大変だったそうです。
また一度、火事のために施設が全焼し仮設市場に移動したことがあったようです。そして、当時の新しい市場で約50年商売をした後、現在はさらに新しい市場になっています。
僕はこの店を継いで12年目(令和8年現在)になります。お店を11年前に継いでいます。
僕の経歴を簡単に説明します。大学を卒業後、パームヒルズ (ゴルフ場のレストラン) を3年したあと、学校に勤務しました。沖縄県内の農業高校と特別支援学校の教員を7年しました。その後、今のお店に来ました。
僕が来る前のお店の商品は、豆腐はもう少ししかなく観光客相手の商品が多くおかれていました。
島ラッキョウ・海ブドウ・もずく・ゴーヤーの漬物などです。前述したように、この公設市場はスーパーがなかった時代のもので、その後、大型スーパーができて、また地方にもスーパーや食文化が変化するにつれて地元のお客さんも減ってきました。
一旦、市場全体が低迷しますが、その後、沖縄ブームがあり、今の沖縄の観光資源の一部になっています。
また、私が入ってはじめた商品もあります。乾物です。お店に入って売り買いをしているうちに乾燥パパイヤが売れている、もっと需要があるのではないかと思ったのが始まりです。
最初は、他社から仕入れて売っていたのですが、もっとパッケージを良くすればもっと売れるのではと思っていました。
だが、「知っている」と、「できる」では大きく違いました。自分たちでやってみたら、かなり難しいものでした。袋のサイズを調整したり、袋のパッケージをデザイナーさんに依頼したり、また賞味期限を調べたりと、こんなにやることがあるのかと思いました。
しかし、その後、創意工夫をして改善を続けてお店に出せるまでになりました。
乾燥もずくが生まれた理由
― 私たちが「もずくを乾燥させる」という選択をしたわけ ―
もずくは、私たち沖縄県人は日常の食卓で食べるごく普通の食材の1つです。。
沖縄で育った私たちにとって、それは当たり前の感覚でした。酢の物にして食べる、さっぱりとして夏に合う食材。どこの家庭にもあり、どこにでもあるもの。
正直に言えば、もずくを「商品として深く考える」ことは、長い間ありませんでした。
生もずく・塩もずく、そして乾燥もずくの違いについても分かっていませんでした。
その考えが変わったのは、日々の商いの中で感じていた小さな違和感と、
ある一言がきっかけでした。
島ラッキョウに支えられてきた商いと、不安
先ほど述べたように、僕が継ぐときは観光客相手の島ラッキョウ・海ぶどう・もずくを中心に扱っていました。
島ラッキョウは、売り上げの7・8割を占める主力商品でした。
しかし、家業に入り数年が経つにつれ、私は次第に危機感を持つようになりました。
島ラッキョウは天候に左右されやすく、不作の年もあります。実際、過去には十分な量を確保できず、大きく売上を落とした年もありました。加えて、年々高騰する仕入れ価格、安定しない供給。
実際、僕が市場に入ってきた時は、
1k 500円〜750円ほど、年末の仕入れが難しい12月でも1k 1500円ほどでした。
これがどんどん値上がりしていき、一度大きな不作があったとき以降は、1k 1000円を超えるのが当たり前になっていき、年末には1k 10000円を超えることが当たり前になってきました。
「もし、この商品が仕入れられなくなったらどうなるのか」
「この商いは、10年後も続いているのだろうか」
島ラッキョウに依存している現状は、決して健全とは言えませんでした。
そして、同じ時期に日経新聞の成功した社長さんの記事「私の履歴書」を読んでいて、ある文章が目に入りました。それは「ある商品が売上の8割あり、危機感を持った」という文章です。これを自分達に当てはめると、まさに「島ラッキョウ」に依存していると感じました。
このことが、頭の中にあり、問題意識を持つようになりました。
また、「おばーちゃんや市場の方達が生み出した商品を、超えるようなものを作り出したい」という気持ちもありました。
小さく始めた「乾物づくり」
そこで考えたのが、新しい柱となる商品をつくることでした。
大きな投資をする余裕はありません。だからこそ、まずは小さく始める。
これは、商売の中で何度も心に留めてきた考え方です。
乾燥パパイヤ、乾燥ゴーヤー。
最初は他社から仕入れた商品を扱いながら、「自分たちで作れないだろうか」と考えるようになりました。実際に食品乾燥機を導入し、試行錯誤を重ねる日々が始まります。
袋のサイズ、見た目、賞味期限、価格設定。
やってみて初めて分かることばかりでした。
簡単そうに見えた乾物づくりは、想像以上に手間がかかり、失敗の連続でした。
それでも、少しずつ「これはいけるかもしれない」という手応えを感じるようになっていきました。
「乾燥もずく、ないの?」
転機となったのは、思いがけない一言でした。
私たちが商売をしている場所は、観光のお客さんも多く訪れます。
それで私は個人レッスンで、中国語を台湾の方から習っていました。
その中国語の先生から、何気なく聞かれたのです。
「あなたたち、乾燥もずくはないの?」
その先生の知り合いで、台湾に住むご両親が商売をしているようで「沖縄の乾燥もずくを欲しがっている」と言います。
しかし、生のもずくは日持ちしない。持ち運びも難しい。
だからこそ、「乾燥してあれば欲しい」という話でした。
その瞬間、頭の中で点と点がつながった感覚がありました。
「予期せぬお客さん」が教えてくれたこと
(ドラッカーの原理原則は、私たち「小さなお店」にも当てはまりました)
経営学者ドラッカーの言葉に、
「予期せぬお客さんこそが、本当のお客さんである」
という一節があります。
まさにその通りでした。
私たちは「乾燥もずくを作ろう」と思っていたわけではありません。
しかし、現場での何気ない会話の中に、本当のニーズが隠れていました。
沖縄では当たり前すぎて、価値を深く考えなかったもずく。
けれど、視点を変えれば
- 日持ちする
- 軽い
- 海藻の栄養をそのまま摂れる
乾燥という形にすることで、もずくはまったく違う可能性を持ち始めます。
作ってみて分かった「簡単ではなさ」
もちろん、すぐにうまくいったわけではありません。
乾燥の具合ひとつで、香りも食感も変わる。
水で戻したときの状態、使いやすさ、見た目。
「乾いていれば良い」というものではありませんでした。
何度も失敗し、やり直し、少量ずつ改良を重ねました。
それでも、少しずつ「これなら自信を持って出せる」という形が見えてきます。
この過程で大切にしたのは、
自分たちが納得できるかどうか でした。
乾燥もずくに込めている想い
私たちが乾燥もずくを作る理由は、
「珍しい商品を作りたいから」ではありません。
- 沖縄の食材を、無理なく日常に取り入れてほしい
- 観光のお土産で終わらせず、暮らしの中で使ってほしい
- 海藻の持つ力を、もっと身近に感じてほしい
そんな想いがあります。
コロナ禍を経て、食や健康への意識は大きく変わりました。
身体をつくるのは、日々の積み重ねです。
乾燥もずくは、特別な料理ではなく、
「いつもの食事に少し足せる存在」でありたいと考えています。
これからの私たちと、乾燥もずく
乾燥もずくは、私たちにとって「新しい柱」のひとつです。
島ラッキョウに代わる存在になるかどうかは、正直まだ分かりません。
それでも、準備をし、試し、続けてきたからこそ、今があります。
沖縄の市場で育まれてきた商いの感覚と、これからの時代に必要な形。
その間をつなぐものとして、乾燥もずくを育てていきたいと思っています。
この商品が、誰かの食卓で、
誰かの身体を支える一助になれば、
それ以上に嬉しいことはありません。
Let customers speak for us
from 77 reviews食べたい時に食べたい分だけ使えるのはもちろん便利ですが、それ以上に美味しいです。全く臭みもなく、乾物とは思えないシャシャキと歯応えもあって最高です。味噌汁の具に入れてもデロンデロンにならず歯応えも残るので重宝しています。
スーパーで売られているもずくは添加物だらけで、買うのを躊躇う物が多い中、増えるワカメの様にもずくも売られていることを知り、購入しました。 癖もなく、簡単に食べる事が出来てとっても美味しく頂けました。同封されていたパンフレットを読むと、誠実さが伝わってきます。 また、宜しくお願い致します。
本来の食べ方ではないと思いますが、熱湯をかけるとすぐに戻りますので、例えばインスタントのお味噌汁を食べる時に、一緒にお椀に入れておくと、戻す手間なく食べれます。
初めて購入しました。もずく酢で食べましたが、食べ応えがあっておいしかったです。他の調理法も試してみます。
粉末が使いやすいです。珈琲や紅茶に入れて飲んでいます。普通の砂糖と比べて罪悪感も少なく、身体にいいもので甘さを得られてると思うとより美味しいです。
前までは白糖を利用してましたが、黒糖はオリゴ糖腸内環境によいようなので家族の健康の為に普段の料理に使っています。パウダーなので使い易いですね!
最近血圧が高めなので、体に良い物を探していて、こちらの商品を購入してみました。コーヒーに入れて飲んでいます。美味しいし、体調も良いので、満足しています!
美味しくて使いやすい良い商品でした。以前は塊のものを使って自分で黒蜜を作り、ヨーグルトや料理に使っていましたが、この商品は程よく砕かれていでて、味は純の塊の黒糖と同じで、そのまま使えて便利です。
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沖縄県那覇市にある「第一牧志公設市場」の中に店舗があります。戦後の闇市からはじまった市場。母方のおばーちゃんから、孫である新里武が継いでいます。沖縄に来た際は、ぜひ実店舗にお越し下さい。
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全国一律送料無料とさせていただいております。
乾物はどのようなものを扱っているのですか?
現在は乾燥もずく、乾燥パパイヤ、乾燥トウガラシの3点を中心に製造しております。
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