始まり

おきなわ乾物卸し専門店「池宮城商店」代表の新里武です。

先代のゆきおばーが、沖縄県那覇市の「第一牧志公設市場」で60年以上続けてきたお店を、孫である私、新里武が2013年に継承いたしました。当時は肌着売り、卵売り、豆腐屋、時代が求める商品を販売。現在は観光客向けに島ラッキョウや海ぶどう、もずくなどを中心に取り扱いながら、乾物や薬膳プリンなども取り扱っています。お客さまの「こんな商品が欲しい」「あったらいいな」の声に応えるために、日々新しいチャレンジを継続。美容や健康に良い商品にこだわって、販売しています。

・池宮城商店の想い

 先代のゆきおばーが沖縄県名護市から出稼ぎに来たのが、池宮城商店のはじまりです。

 近隣にお店がなかった頃は肌着や卵、豆腐といった地域の方向けの商品を、近隣にスーパーができた後は、観光客向けに沖縄の名産を販売しています。

 2023年、第一牧志公設市場はリニューアルし、地域の方、観光の方が気軽に足を運べる台所として、多くのお客様にご来店いただいております。

 先代の時代から現在まで、お客様のニーズに応えたい、新鮮で質の良い商品を届けた、商品を通して皆さまの健康づくりに貢献したい、という想いがございます。

 より良い暮らしを支えるサポーターとして、池宮城商店をぜひご利用ください。

「200万円を投資した      キハラ式食品乾燥機」

現在、特に力を入れているのが、私の代からはじめた乾物です。お客様のご要望をお伺いしながら、パパイヤ・もずく・トウガラシの乾物を製造・販売しております。以前から乾燥パパイヤは取り扱っていたのですが、自社でも作ってみようということから、食品乾燥機の購入を決めました。ただ、購入するとき躊躇いもありました。企業であったりの場合は予算があって200万円という金額は、それほど大きな金額ではないかもしれません。僕たちは個人事業主で、自腹を切らなければなりません。仮に失敗したらどうするか 、を考えてしまいます。その時、両親に相談したら、父親が「仮に失敗しても新車をダメにしたと思えば良い」とのアドバイスが、購入を後押ししてくれました。それから、私は山口県の会社で取り扱っている食品乾燥機を、現地まで見にいきました。キハラ式食品乾燥機という、特殊な製法が気に入って購入を決めました。

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それから、私は山口県の会社で取り扱っている食品乾燥機を、現地まで見にいきました。キハラ式食品乾燥機という、特殊な製法が気に入って購入を決めました。一般的な温風乾燥機は「風」と「熱」によって外側から乾燥させます。その場合、内側の水分が抜けにくく、温度を上げざるを得なくなります。それが素材劣化の原因になります。 一方、「キハラ式」は「湿度」も利用します。高湿の場合、強引に水分を奪うのではなく、内側から水分が出ます。素材の湿度を上げすぎずに乾燥でき、色・味・香りをキープすることができます。その素材を大事にする乾燥機だというのが気に入りました。このキハラ式食品乾燥機なら、他社では作れない乾燥パパイヤが作れるはず、そう思ってスタートしたのですが、実際にやってみて、美味しく乾燥させるのは難しい事実を知りました。数え切れないほどの失敗をしましたが、諦めずに改善するうちに、納得いく商品開発に成功。自信を持って店舗へ並べられる、乾燥パパイヤが完成しました。こうして自社の乾燥パパイヤ販売を続けていたある日、知り合いの台湾の方から、「食品乾燥機を持っているんだったら、乾燥もずくも製造できない?」と言われ、乾燥もずくにも挑戦。キハラ製作所さんや代理店の方からアドバイスをもらいながら、商品化に至りました。乾燥もずくは、今では売れ筋の商品の1つ。知り合いと計画していた台湾との取引は、コロナの影響で流れてしまったのですが、機会を待って、いつか海外にも出したいと考えています。

おじーちゃんから受け継いだ「薬膳プリン」

以前から通っていた食堂のおじーちゃんが店を閉じるタイミングで、こちらも事業継承。現在は店舗に残っていた製麺機を活用した製麺事業をはじめました。

さらに、おじーちゃんが販売していた「根菜プリン」を沖縄風にアレンジ。

当時、薬膳料理の理論を学んでいたことから、泡盛にも使われている「黒麹」をプラスした「薬膳プリン」として店舗やオンライン販売するなど、新しい取り組みを続けています。

当時のレシピはダイコン・ゴボウ・加工黒糖・タピオカ粉・黒ゴマだったのですが、添加物であるタピオカ粉を、よりもっちり感を感じられる甘薯デンプン(サツマイモ)に変更。白麹・黄麹・黒麹の中で「黒麹」は唯一クエン酸が入っている麹ということもあり、身体の中から綺麗になれます。

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現在

僕の経歴で言うと、学校卒業後〜ゴルフ(レストラン勤務)3年〜農林高校・特別支援学校勤務7年〜池宮城商店10年目(2023年時点)

まったく職種は違いますが、ずっと「食」に携わってきたと思います。

このサイトでは僕が継いで始めた乾物を中心に販売していきます。

池宮城商店は変化を恐れず挑戦する人を応援しています!

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